今回は、収益性の向上について、記述します。
T 収益性の向上には、利益の向上、分母の資本の減少がある。しかし、資本の減少は、企業規模の縮小となり、原則として
企業経営では、好ましくありません。
U 収益性の向上には、資本の回転率を上げることです。資本金500万円の会社が1か月の間に資本を1回転させ、100万円
の利益を計上した場合と資本金100万円の会社が1ヶ月の間に資本を5回転させ、100万円の利益を計上した場合を比較
して見ましょう。
V どちらの場合も利益率は、20%です。資本金500万円の20%で100万円の利益と資本金100万円の20%で20万円、
その5回転で100万円の利益。そうです、少ない資本でも、回転率をあげることで、100万円の利益を上げることができます。
W 回転率を上げるとは、どう言うことでしょうか。回転期間を短くすることです。つまり、仕入れた商品を、出来るだけ早く販売し、
その代金を出来るだけ早く回収することです。
次回は、8月8日です。